iPhoneのメッセージアプリを使用する際に、メールを送ったのにもかかわらず、送信履歴が残っていないと心配になりますよね。一度や二度ならば、再送しても様子を見ればよいものの、何度も送っても送信済みボックスに格納されないと、連絡手段の変更を検討しなければなりません。
とはいえ、実際のところ、メールを送信したはずなのに送信済みのフォルダに記録されないのは、どうしてなのでしょうか?
この記事では、iPhoneでメールを送信したのに送信済みボックスに表示されない原因と対処法について解説しています。日頃からメッセージアプリを使用している人たちは参考にしてみてください。
iPhoneでメールを送信したのに送信済みに表示されない原因
さて、iPhoneでメールを送信したのに送信済みに表示されないのは、どうしてなのでしょうか?
その原因は大きく3つあると考えられます。
原因1 端末がオフラインになっている
第1に、端末がオフライン状態でメールを送信できていないことが原因であると考えられます。
例えば、フリーWi-Fiにログインせずに繋がっていたり、地下などの電波が届きづらい場所いたりすると、iPhoneの通信環境が不安定になります。当然、メール送信にはインターネット接続が不可欠ですから、アプリ上で送信ボタンを押しても操作が反映されないわけです。
その結果、メッセージを送ったのに送信済みボックスに記録が残っていないという問題が起きます。送信失敗すると、「下書き」や「送信」のフォルダに表示されるので、一度確認してみてください。
原因2 iOSのバグが発生している
第2に、iOSのバグが起きていることが原因かもしれません。
事実、iOS16にアップデートした際に、メッセージの送信がうまくいかなくなったという報告がネットで数多く寄せられています。
ソフトウェアのアップデートは新機能の追加やバグの修繕を目的として定期的に実行されます。けれども、インストール後に想定外のエラーが生じるケースもあるのです。そのなかには、メッセージアプリとの互換性に影響するトラブルもあります。
もし、iOSのバグが原因でメッセージの送信に失敗していると感じたら、X(旧Twitter)の検索エンジンに「iPhone メッセージ 送信したのに」というキーワードを入力してみてください。その結果、リアルタイムで同じような投稿が複数見つかった場合、iOSの更新が原因であると特定できるでしょう。
原因3 メールアカウントを間違えている
第3に、送信済みボックスを確認するメールアカウントを間違えているのかもしれません。
iPhoneのメッセージアプリは、Gmailなどのメールサービスと連携できることに加えて、複数のアドレスを管理することが可能です。そのため、会社用で送ったと思っていたら、プライベート用のアドレスでメッセージを送信していたなんてトラブルも起きる可能性があるのです。
その場合、プライベート用のメールアカウントに紐づく送信済みボックスにメールは格納されます。複数のメールアドレスを利用している人たちはチェックしてみることを推奨します。
メールを送信したのに送信済みに表示されないときの対処法
それでは、送信したはずのメールが送信済みフォルダに記録されないときは、具体的にどうすればよいのでしょうか?
その対処法は4つあると考えられます。
メールを送信したのに送信済みに表示されないときの対処法
- 方法1 インターネット環境が整った場所で再度メッセージを送信する。
- 方法2 iOSのバージョンを最新版にアップデートする。
- 方法3 メッセージアプリと紐づくすべてのメールアカウントの送信済みボックスを確認する。
- 方法4 「下書き」や「送信」のフォルダをチェックする。
なお、上記の対処法を実行しても、問題を解決できない場合はAppleのカスタマーサポートに問い合わせて、具体的な対応を相談することをおすすめします。
Appleは他のグローバルなサービスと違って、国内でトラブルシューティングを役務とするスタッフを設置しているため、適切な対処法を教えてもらえる可能性があります。
また、iPhoneのメールアプリ以外の方法でメッセージを送るのも一案です。正直なところ、これが最も迅速に問題を解決できる手段であると言えます。特に、仕事で送るような大事なメッセージはトラブルを改善するのを待っていては手遅れにおそれがあるので注意しなければなりません。
全てのフォルダをチェックしてみよう
一度、メッセージアプリ上で作成したメッセージのテキスト情報は原則として、勝手に消えることはありません。したがって、どこかのフォルダに残っている可能性があります。まずは一度、すべてのメールアカウントで設けられている全てのフォルダをチェックしてみましょう。
iOSのバグが関係しているときは新しいソフトウェアが出るのを待つか、過去のバージョンにダウングレードするしかありません。アプリそれ自体が更新されるケースもあるので、Appleの公式サイトから情報を収集して対応を検討してみましょう。
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