X(旧Twitter)では、推し活を全面に出したアカウントが多数存在します。みなさんのなかにも、自分の好きなアイドルを応援する専用のアカウントを作成している人たちもいるはずです。実際、身近に同志がいなくても、Xを介して好きなアイドルグループが同じ友達ができるのは嬉しいですよね。
しかしながら、なかには、Xに疲れてしまうオタクの人たちもいます。実際のところ、どうしてネガティブな気持ちになってしまうのでしょうか?
この記事では、推し活オタクがX(旧Twitter)に疲れる原因と対処法を解説しています。最近、ちょっとXと距離を置きたいを感じている人たちは参考にしてみてください。
推し活オタクがX(旧Twitter)に疲れる原因
さて、そもそも推し活に夢中なオタクの人たちがX(旧Twitter)に疲れてしまうのは、なぜなのでしょうか?
一概には言えませんが、総じて、オタクがXに疲れるのは人間関係に由来すると考えられます。ここでは大きく3つの視点から具体的な原因について考察していきます。
原因1 古参からのマウントがうざい
第1に、古参からのマウントがうざいことが疲れる原因になっていると考えられます。
いわゆる、アイドルのファンクラブには、有名になる前から応援してきた古参の人たちもいます。彼らの中には、知名度が高くなってから参入してきた新しいファンを「苦労した時代をも知らない人」と捉えている人もいるため、ついつい態度がデカくなってしまうわけです。
とりわけ、Xでは、古参が面識がないのに絡んでくることもあります。純粋に好きだから応援しているオタクからすれば、知識をひけらかしたり、貢献してきた歴史を偉そうに話したりする古参のマウントはうざいだけですから、疲れてしまうのです。
原因2 貢献を求められる
第2に、Xのファンコミュニティから推しに対する貢献を求められ続けた結果、疲れてしまう人もいます。
自分ひとりで自由に推し活を楽しんでいるうちは、できる限りの貢献だけで済みます。しかし、ファンクラブやコミュニティに所属すると、熱意のあるオタクたちから推しに対する過剰な応援を強いられるなんてこともあるのです。特に、誕生日やグループの結成日は通常時より盛り上がる傾向があります。
人間は集団になると同調圧力を生み出してしまいがちです。推し活コミュニティは、熱烈なファンの団結が基盤になっていきますから、個人の気持ちよりも推しへの貢献が優先されます。したがって、徐々に受け身になって「推し活をやらされている」という感覚に陥り、疲れてしまうのです。
原因3 推しが被っている人と気まずい
第3に、Xで出会った推しが被っている人との確執が面倒で疲れる人たちもいるでしょう。
一見すると、同じ人を応援している間柄なら仲良くなるように思えるかもしれません。しかし、なかには、応援している人を本気で好きになっているファンもいるんです。実際、ファンとして関わったことがきっかけで、地下アイドルや売れないバンドマンと付き合っている人もいます。
そのため、推しが被る相手をライバルとして認識する人もいるわけです。恋敵に対して露骨に攻撃的な態度を取る人もいますから、関わりを避けられないと疲弊するおそれがあります。Xでも、ライブでも、関わりたくない人ができてしまうと、推し活が辛くなるので注意してください。
推し活オタクががX(旧Twitter)に疲れたときの対処法
それでは、推し活オタクの方たちがX(旧Twitter)に疲れたときは、どうすればよいのでしょうか?
ここでは、3つの対処法を紹介していきます。
方法1 コミュニティから抜ける
はじめに、推し活のコミュニティから勇気を出して抜け出しましょう。
冷静に考えると、推し活は自分と応援しているアーティストで完結できます。ファン同士の関わりが面倒ならば、一人で楽しむスタイルに切り替えればよいんです。
もちろん、これまで関わっていた人たちから白い目で見られる可能性は否定できません。けれども、人間関係で自分を消耗してまでXのコミュニティで活動する意味はないはずです。
せっかくお金をかけて楽しんでいるのですから、関わる人は自分で決めましょう。「そんな簡単な話ではない」と思う人もいるかもしれませんが、その配慮が疲れの原因なのです。ネガティブな影響を生み出している環境を自分で拒絶することが大切です。
方法2 面倒な人をブロックする
続いて、面倒な人は問答無用でアカウントをブロックしましょう。
Xには、特定のアカウントを拒絶するためのブロック機能が実装されています。自分を疲れさせる人とは関わるだけで時間が無駄に奪われていきますから速やかにブロックしたほうがよいのです。
具体的なやり方は以下を参照してください。
Xでアカウントをブロックする方法
なかには、ブロックされたことを恨む人もいます。その弊害が大きい場合は、ブロックしないほうがよいと考えるのも選択肢のひとつです。とはいえ、Xを開く度に面倒な人の存在を想起する状態は、精神的にも不健全です。「恨みたいなら勝手にどうぞ」でよいのではないでしょうか。
方法3 一時的に離れる
おわりに、Xから一時的に離れるのもよいでしょう。
Xは今や生活に欠かせないSNSだと思い込みがちですが、なければないで生きていけます。現時点で自分にとってデメリットが大きいならば、距離を取るのも賢明な選択です。
もしかしたら、「大事な情報を逃すかもしれない」という恐怖もあるかもしれませんが、本当に必要な情報は他者との関わりがあれば入ってきますし、自分でニュースメディアを閲覧すればよいのです。情報が至るところで大量に発信されている時代ですから、どうにでもなります。
ただ、しばらくXを休もうとしても、行動に移すハードルがあるという人もいるでしょう。その場合は、スマホからアプリを消去して利用する機会を強制的に減らしてみてください。端末からXのアプリを消しても、アカウントが消えるわけではありませんから、疲れが気にならなくなった時点で再開すればよいのです。
知りたくない情報も入ってくる
X(旧Twitter)を利用していると、知りたくもない情報も入ってきます。すなわち、推しているアイドルの根も葉もない噂や過去の暴露話など、見るとテンションが下がるような投稿もたくさんあります。無論、現実をちゃんと知ることも大切ですが、あくまでもエンタメですからリアルを追求しすぎるのも酷な話です。
夢中になって楽しんでいられるからこそ、オタクライフは魅力的なのです。それが叶わなくなったら、何のための推し活なのでしょうか。あなたと推している人で完結する世界に、第三者を入れる必要は本当にあるのでしょうか。
当然、生きればいれば人間関係からは逃れられません。けれども、自分のためにならない悪縁は切るのが吉です。もっと関わるべき相手はいるはずです。Xをはじめソーシャルメディアで人との関わりが無尽蔵に増えていく時代だからこそ、本当に大切な人たちと関わることを意識することが重要なのです。
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