iPhoneは日本国内で最も利用されているスマートフォンです。おそらく、みなさんの身の回りにいる人たちに「どんなスマホを使っている?」を尋ねてみると、「iPhone」と答える方が多いはずです。
しかしながら、iPhoneに対して厳しい評価を下している人たちもいます。なかには、「短所しかない」とまで豪語する方もいるようです。実際のところ、iPhoneは不便なスマホなのでしょうか?
この記事では、「iPhoneはデメリットしかないのか?」という疑問について考察しています。また、iPhoneの良さがわからない人が知るべきメリットにも言及しているので、スマホの端末に関する良し悪しを検討している人たちは参考にしてみてください。
iPhoneはデメリットしかないと言われる原因
さて、iPhoneはデメリットしかないのは、本当なのでしょうか?
当然ながら、iPhoneにもメリットもあります。とはいえ、「iPhoneはデメリットしかない」と言われるのは、どうしてなのでしょうか?
ここでは、iPhoneがネガティブに評価される3つの原因について説明してきます。
原因1 端末の値段が高い
第1に、iPhoneの販売価格があまりにも高いことからデメリットが大きいと感じている人もいます。
例えば、iPhone15は124,800円から販売されているのに対して、Google pixel7は88,000円です。その差だけ見ていると、iPhoneは非常に高価な商品のように感じますよね。
ただ、実のところ、XperiaやGalaxyも端末それ自体の値段はiPhoneと同じくらい高いので、iPhoneだけがずば抜けて高価なわけではないのです。
特に、近年では、円安が続いていることに加えて、戦争などの影響で国際市場が不安定化したこともあって日本国内の物価が高くなっています。昔は10万円以内でiPhoneを購入できたのに、今となっては最低でも12万円代です。もし安く購入したいのであれば、古いバージョンを使うことをおすすめします。最新版でないだけで価格が一気に落ちるので、お買い得なのです。
原因2 選択肢がない
第2に、Androidと比較すると、Appleの端末はiPhoneだけなので選択肢がないことに不満を持っている人たちもいるようです。
いうまでもなく、Apple製品は唯一無二のジャンルとして確立されており、スマホの端末はiPhoneだけしか販売されていません。したがって、ユーザーの個別具体的な状況や趣味・嗜好に応じて選ぶことはできないわけです。
もっと言えば、だれもが利用可能なユニバーサルな設計になっているため、AppleはiPhone以外に機種として新しいスマホを開発する余地がないと言えます。むしろ、iPhoneの地位を揺るがすようなスマホなんていらないわけです。
そのため、基本的には、iPhoneを使っている人たちは、だれもが同じようなスペックでスマホを利用しています。それが心理的に気持ち悪いと感じる人もいるみたいです。
原因3 革新的なアップデートがない
第3に、スティーブ・ジョブズが亡くなった後、iPhoneは目覚ましい進化を遂げていないことから総じてネガティブな評価を下している人たちもいます。
もちろん、カメラをはじめアプリの性能は目覚ましい発展を遂げているのは事実です。けれども、根本的に人々の生活をよくするようなイノベーションが起きているのかと言えば、決して「Yes」とは言えません。冷静に考えると、iPhoneを開発したこと以上の革新はないと言えるでしょう。
Appleは「イノベーション」の代名詞だったはずなのに蓋を開けてみると、マイナーチェンジばかりを繰り返している、それにもかかわらず、価格だけ上がっていることを考えると、「デメリットしかない」というマイナスな評価が生まれてくるのも理解できるかもしれません。
iPhoneの良さがわからない人が知るべきメリット
とはいえ、iPhoneにもちゃんとメリットは存在します。むしろ、優れた技術に裏打ちされた商品だからこそ、ここまでのブランドを確立できているわけです。ここでは、良さがわからない人たちが知るべき3つのメリットについて紹介します。
メリット1 セキュリティが優れている
最初に、iPhoneはセキュリティが強固で安心して利用できるというメリットがあります。
iPhoneで利用されるアプリの審査は非常に厳しい水準が設けられています。また、「サンドボックス」という仕組みが導入されていることで、怪しいアプリをダウンロードしたとしても攻撃が外部に及ぶことはありません。
Androidにも採用されているものの、その強弱は開発者に委ねられています。そのため、セキュリティの観点では、iPhoneのほうが優れていると言われています。詳しくはAppleの公式サイトをご覧ください。
メリット2 関連商品が多い
続いて、iPhoneは関連商品が多いので、カスタマイズして楽しめるというメリットがあります。
例えば、ケースやフィンガーリングなどのデザインが豊富で、あなたがお気に入りのブランドやキャラクターをモチーフにした商品も見つかる確率がかなり高いのです。実際に、ディズニーやルイヴィトンなどのハイブランドとのコラボ商品も数多く売られており、個性を表現するのに適しています。
逆に、Android系の端末は1種類当たりの利用者がiPhoneよりも少ないため、関連アイテムを制作する事業者が相対的に少ないわけです。そのため、iPhoneを利用したほうがアクセサリーは豊富なのです。
メリット3 Apple製品との連携がしやすい
最後に、iPhoneはMacbookやiPadなどのApple製品と連携しやすいというメリットがあります。
Apple IDでiPhone、Macbook、iPadを紐づけて管理すれば、写真はもとよりデータ連携がしやすくなります。端末間を同期させることで、iPhoneでコピーした情報をiPadで使うなんてことも容易です。それに、Airdropというデータ共有の仕組みを使えば、相互にファイルをやり取りすることも簡単なのです。
これはAppleという統一されたブランドだからこそ実現できることです。他の端末にはないiPhoneならではの利点であると言えるでしょう。
不便すぎることはない
以上のことを踏まえると、iPhoneは非常に優れたスマホであると言えます。一部の人が「不便すぎる」や「やめたほうがいい」という言うほど、デメリットが大きくはないでしょう。
もちろん、端末の評価は個人の利用環境にとっても異なります。そのため、長所と短所を比較して選ぶことが大切です。賢い選択を心がけないと、お金を払っているだけで商品の価値を享受できない情報弱者になってしまいます。
とりわけ、スマホの価格が上がっているからこそ、自分にとってメリットの大きいものを選ぶことで「費用対効果」を最大化できます。これを機会に相性の良いスマホを検討してみましょう。
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