SNSをしない人が賢いと思う理由3選|やってないのはおかしい派の意見は?

SNSをしない人が賢いと思う理由3選|やってないのはおかしい派の意見は?
  • URLをコピーしました!

近年では、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)は新聞やテレビと並んで情報を収集するメディアとして機能しています。しかしながら、その一方で、SNSと距離を置いている人たちに対して「賢い」という評価を下している人たちもいるようです。

実際のところ、どうしてSNSをしないのが賢い選択と言えるでしょうか?

この記事では、SNSをしない人が賢いと思う理由について考察しています。また、逆に「SNSをやっていないのはおかしい」という意見にも言及しているので、SNSとの距離感について考えたい人たちは参考にしてみてください。

目次

SNSをしない人が賢いと思う理由3選

X(旧Twitter)で「SNS しない人 賢い」と検索してみると、次のような投稿が散見されます。

https://twitter.com/NEKO33984273/status/1097378993815269376
SNSをしない人が賢いというツイート1
SNSをしない人が賢いというツイート2

上記の投稿をはじめ「SNSをしない人が賢い」と言われるのは、どうしてなのでしょうか?

一概には言えませんが、ここでは、その理由を3つの視点から考察していきます。

理由1 発言のリスクをわかっている

第1に、SNSをしない人は発言が一人歩きする危険性を知っているがゆえに賢いと考えられます。

いうまでもなく、私たちは考え方も違えば、物事の見方も異なります。それゆえに、同じテキストを読んでも、意味の受け取り方は千差万別なのです。だからこそ、解釈によって意味が劇的に変容するようなテキストをSNSで投稿すると、大炎上するおそれがあります。

特に、社会の中で有名な人物ほど、そのリスクが大きいと言えます。本人の意図とは違うのに不特定多数の個人が勝手な解釈で誹謗中傷を繰り返すようなシーンはソーシャルメディアの世界では日常茶飯事です。

要するに、他者が何を言わんとしているのかを無視して、自分の考えだけを伝えたい人たちがテキストを利用しているわけです。このような危険性から逃れるためにSNSをしないという選択は英断であると言えます。

理由2 ブランドが毀損されるのを知っている

第2に、ファンから祭り上げられているような芸能人がSNSをしないのは賢いと言えます。

具体的に言えば、テレビでの発言を聞いて「この人はすごい!」とファンになった人がいても、くだらない投稿がアップロードされていたら、勝手に幻滅するようなことが起こり得るわけです。

好きな人ほど美化する心理が途端に崩れされる事象はだれにでも起こり得ますから、ブランドを毀損しないために敢えてSNSをしないのは戦略的にも大切なことです。芸能人にとっては死活問題と言えるでしょう。

当たり前の話ですが、現実的には、偉業を成した有名人も多少なりともちっぽけなことを考えているものです。しかし、過度な期待を寄せている人たちには凡庸な発言を受け入れられず、嫌悪感をぶつけられてしまうのは辛いことですよね。偉人を偉人のまま扱いたい欲求に振り回されないためにもSNSをしないのは賢明な選択です。

理由3 情報の曖昧さに気づいている

第3に、SNSをしない人が賢いのは個人が発信する情報の曖昧さに気づいているからだと推察されます。

もちろん、知識人をはじめSNSを活用している賢い人はたくさんいます。けれども、利用者のなかには、情報の裏付けを全く確認することなく、他人にそのまま共有している人たちもいるのです。

その結果、デマ情報が横行して世の中が混乱する事件が起きています。例えば、「トイレットペーパーが品薄になる」という誤情報が拡散された結果、それを信じた人々がトイレットペーパーを買い占めるというトラブルが過去に起きています。

情報の品質をしっかり保っているユーザーもいますが、個人である以上、裏付けがどこまでできているのかは定かではありません。その点、本来的には調査報道が可能なマスメディアという組織が優位にあるはずなのです。

SNSをやってないのはおかしい派の意見は?

一方で、SNSをやっていないことに対して「おかしい」と述べる人たちもいます。

果たして、そこには、どのような見解があるのでしょうか?

一概には言えませんが、ここでは2つの視点から理由について考察していきます。

意見1 嘘だと誤解している

これだけSNSが普及している時代に「やってない」は嘘だと誤解されるおそれがあります。

すなわち、「おかしい=嘘をついている」という意見なわけです。たしかに、スマホを使いこなせる世代で、X(旧Twitter)やインスタを一度も見たことがない人も珍しいでしょう。その意味では、アカウントを教えたくないから、「SNSをやってない」と捉えられるのも無理はありません。

しかし、SNSを積極的に利用していない人は想像している以上にたくさんいるのです。

この数値は、総務省情報通信研究所が公開する『令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>』に掲載されている主要SNSの利用率を根拠としています。

SNSの種類全世代10代20代30代40代50代60代
X(旧Twitter)46.2%67.4%78.6%57.9%44.8%34.3%14.1%
Facebook32.6%13.5%35.3%45.7%41.4%31.0%19.9%
インスタグラム48.5%72.3%78.6%57.1%50.3%38.7%13.4%
令和3年度情報通信メディアの利用時間と情報行動に関する調査報告書<概要>』を元に作成
D-Terminal『SNSをやらない人の特徴|割合やメリット、距離を置く芸能人の理由も紹介』より引用(最終確認日:2023年9月22日)

意見2 時代に取り残されている

続いて、SNSをやっていない人は時代に取り残されていて「おかしい」と言う人もいます。

今やソーシャルメディアは新聞やテレビ以上に情報を収集する手段として使われていますから、時代錯誤として情弱の烙印を押すのはわからなくもありません。実際、リアルタイムで全世界の情報にアクセスできるので、みるだけでも使い方によっては価値があるのも事実です。

しかし、流行っているからSNSをやらないといけないなんて、だれが決めたことなのでしょうか。SNSの利用はあくまでも自分で決めればいいんです。リスクがある以上、他人に強要される筋合いはありません。それでも、トレンドを信仰している人たちは「おかしい」と思うのでしょうが、気にすることはないでしょう。

SNSをするしないで賢さは決まらない

いうまでもなく、SNSをしないからといって賢いわけでもなければ、SNSをするから馬鹿なわけでもありません。もっと言えば、SNSを賢く使える人もいれば、賢く使わない人もいるだけの話なのです。

本当に必要なら、他人に言われなくてもソーシャルメディアを使うはずです。あるいは、周囲にアカウントがバレるのが嫌で裏垢を作っている人もたくさんいます。総じて、自分にとって価値のある使い方と距離感がはっきりしている人は賢いです。

SNSをしない人が賢いと思う理由3選|やってないのはおかしい派の意見は?

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

この記事の監修者

森本 恭平のアバター 森本 恭平 マーケッター

1990 年生まれ。慶応義塾大学福澤諭吉文明塾 CP7期生。公共法政策修士(東北大学)。 研究分野はレジリエンスの社会政策。2017年より東日本国際大学・福島復興創世研究所の准教授として福島復興の研究及びプロジェクトに携わる。2019年より独立し、オウンドメディアの開発・運用・売却、データ解析、SEO対策、SNS(Facebook、Twitter、インスタグラムなど)を含む広告宣伝の企画と運用、記事作成、CIデザインなどマーケティングに関わるサービスをワンストップで提供している。福島県総合計画審議委員会の審議員を歴任。

記事に関してコメントする

コメントする

CAPTCHA


目次