みなさんのなかには、iPhoneを利用して写し絵をしようと考えている人たちもいるはずです。インターネットを通じて取得した画像をイラストに起こすときにiPhoneで写し絵するのは賢い手段です。とはいえ、具体的にどのようにすればスムーズにできるのでしょうか?
この記事では、iPhoneの画面を固定して写し絵する方法を解説しています。また、写し絵を行うにあたって「専用にアプリは必要なのか?」という疑問にも言及しているので、iPhoneを使って絵を描きたいという人たちは参考にしてみてください。
iPhoneの画面を固定して写し絵できるのか?
そもそもiPhoneの画面を固定して写し絵を描くことは可能なのでしょうか?
結論から言えば、iPhoneは写し絵を描くのに便利なアイテムと言ってよいでしょう。なぜなら、iPhoneの画面は発光するので、スクリーンの上に薄い紙を置くと、画面に写っている画像が光で透けて出てくるので、写し絵をするのに最適なのです。
ただし、紙の材質や厚さによってはうまく透けない可能性があるので注意してください。
iPhoneの画面を固定して写し絵する方法
とはいえ、具体的にどのようにすれば、iPhoneの画面を固定して写し絵ができるのでしょうか?
その方法は以下のとおりです。
iPhoneの画面を固定して写し絵する方法
デフォルトの設定だとiPhoneの画面は一定時間が経過すると自動的にオフになってしまいます。そのため、まずは「設定」から「画面表示と明るさ」を選択してください。
自動ロックの時間を「なし」に設定すれば、iPhoneを放置しても、ずっと画面を表示させた状態のまま維持できます。逆に、この設定をちゃんとやらないと、描いている途中で画面が真っ暗になってしまうので作業が止まってしまいます。
また、画面の明るさをマックスにすることで、iPhoneのスクリーンに表示されている画像がより紙に透けて出てきやすくなります。
上記の設定を完了すれば、いつでもiPhoneの画面を活用して写し絵を始めることが可能です。
写し絵専用のアプリは必要なのか?
なお、iPhoneでは、写し絵専用のアプリがいくつか存在します。実際のところ、インストールしておいたほうがよいのでしょうか?
基本的に写し絵の画像さえ決まっていれば、専用のアプリを使う必要はありません。実際、iPhoneで写し絵するのに必要な要件は「自動ロックの解除」と「明るさの最大化」の2点さえ満たせば十分です。むしろ、わざわざアプリをインストールするのは通信量とメモリの無駄遣いと言ってもよいでしょう。
無論、写し絵専用のアプリはユーザーにとって描きやすい環境を作っているわけですから、便利には違いありません。とはいえ、iPhoneの基本設定で十分にできるので、描きたい絵を提供してくれるなどの事情がないなら、インストールする必要はないと考えれます。
写し絵を描くときの注意点
なお、iPhoneを使って写し絵を描くときには、いくつか気を付けるべきことがあります。
ここでは、代表的な4つの注意点を紹介しておきます。
写し絵を描くときの注意点
- 注意1 筆圧が強いとiPhoneのスクリーンに傷がつくおそれがあります。
- 注意2 ペン先が鋭いもので写し絵を描こうとすると画面が傷つく可能性があります。
- 注意3 明るい画面を見すぎると目を悪くするので適度に休みましょう。
- 注意4 マジックを使う場合は紙が薄いとiPhoneが汚れるので気をつけましょう。
上記の4点さえ気をつけておけば、iPhoneを使って写し絵しても安心でしょう。なお、描きやすさで言えば、iPadのような大きい画面のほうがよいかもしれません。
写し絵で上手に描いてみよう
写し絵の良い点は絵が上手くなかったとしても、線をなぞりさえすれば画像と同じフォルムを描けるところにあります。そして、何度も写して描いていくことで次第に、写し絵がなくても上手に表現できるようになります。絵を描くトレーニングとしては良いでしょう。
わざわざ専用アプリを使う必要もないので、これを機会に写し絵を手軽に始めてみるのもよいかもしれません。実際、Googleの画像検索で題材をいくらでも見つけてこれるので、iPhoneと紙とペンが揃えば、だれでもすぐに実行できます。
ただし、制作した絵が著作権侵害にならないようにルールは必ず守ってください。いわゆる、コピーを作るときは取り扱いに注意しないと、思わぬ損害を生み出す危険性があります。クリエーターの権利を大切にしたうえで、自分らし区楽しんでくださいね。
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