みなさんのなかには、日頃から楽天で買い物したり、楽天カードで決済したりして、多額のポイントが貯まっている人たちもいるはずです。そのまま楽天の関連サービスで使用するのもよいですが、PayPayにチャージして買い物の幅を広げられるとよりよいですよね。
実際のところ、楽天ポイントとPayPayは交換可能なのでしょうか?
この記事では、「楽天ポイントをPayPayにチャージできるのか?」という疑問について考察しています。また、現時点でPayPayと交換可能な電子マネーも紹介しているので、PayPayを頻繁に使っている人たちは参考にしてみてください。
楽天ポイントをPayPayにチャージできるのか?
さて、楽天ポイントはPayPayにチャージできるのでしょうか?
結論から言えば、楽天ポイントをPayPayにチャージすることは不可能です。
そもそも楽天には、「楽天ペイ」というキャッシュレス決済アプリがあります。それにもかかわらず、競合相手のサービスに自社のポイントを移動するのは「独自の経済圏を作る」という思想に反すると考えられます。楽天とPayPayは競合関係にあるのです。
すなわち、楽天からすれば「楽天ペイ」をPayPayよりも普及させたいわけですから、その間で電子マネーに相当するものを交換させる事業上のメリットはないと推察されます。
これに関しては、PayPayの立場もまた同様です。したがって、PayPayから楽天ペイにチャージすることもできません。おそらく、今後もサービスを統合するような根本的な方向転換でもない限り、楽天ポイントをPayPay残高にチャージすることはまずないと言ってよいでしょう。
PayPayポイントと交換可能なサービス一覧
それでは、PayPayと交換可能なポイントには、どのようなサービスがあるのでしょうか?
PayPayの公式HPでチャージ可能とされているポイントは以下のとおりです。
PayPayポイントと交換可能なサービス一覧
- その1 Tポイント(1P→1P)
- その2 LINEポイントクラブ(25P→25P)
- その3 ソフトバンクポイント(1P→1P)
- その4 ふるさと納税さとふるマイポイント(1P→1P)
- その5 モッピー(P500→P500)
- その6 Vitalityコイン(1コイン→1P)
- その7 Smile STAND2(2000P→100P)
- その8 ワラウ(1P→1P)
- その9 メンバーシップ・リワード(40000P→12000P)
- その10 関西電力はぴeポイント(200P→190P)
- その11 MENICOiN(300コイン→300P)
- その12 CLUB TOHOガス(100がすてきポイント→100P)
- その13 トラックポイントラリーアプリ(1P→1P)
- その14 ポイぷる(3000P→300P)
- その15 アメフリ(5150P→500P)
- その16 aumo(200P→190P)
- その17 ポモチ(200P→200P)
- その18 HELPO(3P→1P)
- その19 マイ大阪ガス(100マイ大阪ガスポイント→100P)
()内は交換可能なポイントの最小単位を示しています。
PayPayマネーライトと交換可能なサービス一覧
- その1 ドットマネーby Ameba(300マネー→300円分)
- その2 マクロミルポイント(500P→500円分)
- その3 ハピタス(300P→300円分)
- その4 デジタルウォレット(10000R→1000円分)
- その5 ふるなび(100コイン→98円分)
- その6 PeX (100コイン→98円分)
- その7 ポイントインカム(100コイン→98円分)
- その8 ポイントタウン(500P→500円分)
- その9 パネクロ(1000金塊→1000円分)
()内は交換可能な金額の最小単位を示しています。
なお、最新情報を知りたい人はPayPayの公式HPをチェックしておくことをおすすめします。
上記のサービスを見ると、いわゆるニッチなサービスがほとんどです。これらのポイントを巻き込むことで結果としてPayPayをより浸透させる効果があると考えられます。
使い分けるしかない
楽天ポイントなどの決済系サービスを持っている事業者が運営している電子マネーは原則としてPayPayとは交換できないと考えてよいでしょう。
したがって、使い分けるしかないのは実情です。実際、ほとんどの人たちが複数のポイントサービスや決済システムを利用していると考えられます。
おそらく、今後も買収や事業合併のような措置でもない限り、これらのサービス間で送金やポイント交換の仕組みは導入されないと考えられます。こればかりはお互いが競合相手なのですから、仕方がないですよね。
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