みなさんのなかには、iPhoneやMacに内蔵されているバーチャルアシスタントサービス「Siri」を使っている人たちもいるはずです。アラームの設定や音声検索などアップデートされる度に少しずつ便利になっています。
一方で、ふとしたときに会話を楽しんでいる人もいるでしょう。意外と知られていないのが、Siriに質問する内容によっては面白い回答が得られるんです。
この記事では、Siriの面白い隠しコマンドをまとめています。また、コナミコマンドと呼ばれる「上上下下左右左右BA」で何かが起きる可能性の有無にも言及しているので、Siriに興味のある人たちは参考にしてみてください。
Siriの面白い隠しコマンドまとめ
さて、Siriから面白い回答を得るための隠しコマンドには、どのようなものがあるのでしょうか?
ここでは、予想外の反応をする隠しコマンドをいくつか紹介していきます。
その1 ボイパやって
第1に、Siriに「ボイパやって」と頼むと高確率で実践してくれます。
ボイパとは「ボイスパーカッション」の略でヒューマンビートボックスのパフォーマンスとして知られています。「Siriがそんな巧みな技を披露できるのか?」と疑問を持たれる方もいるかもしれませんが、音声入力するとぎこちないボイパを聞かせてくれます。
その2 おみくじやって
第2に、Siriに「おみくじやって」と頼むと今日の運勢を占ってくれます。
具体的には、「願望・待人・失物・勝負・健康・仕事・勉強・恋愛・ラッキーカラー」の9種類に関する占いを大吉・中吉などのおみくじ結果からランダムで提示してくれます。運勢を知りたい人は毎朝、Siriに「おみくじやって」と尋ねてみるとよいでしょう。
その3 サイコロ振って
第3に、Siriに「サイコロ振って」と言うとランダムで1から6までの数字を2つ提示してくれます。
これを使えば、飲み会などでちょっとした賭け事をして楽しめるかもしれません。
その4 早口言葉いって
第4に、Siriに「早口言葉いって」と言うと実践してくれます。
例えば、「赤パジャマ黄パジャマ茶パジャマ」を爆速で言います。機械特有のスピードに拍子抜けするくらいです。複数のパターンがあるので、暇な時間にでも試してみてください。
その5 ラップして
第5に、Siriに「ラップして」と言うとファンキーなリリックでパフォーマンスしてくれます。
ちゃんと韻を踏んでいることに加えて、自分をネタにする当たりが面白いです。普段は冷静かつ丁寧な言葉遣いのSiriですから、そのギャップに思わず笑ってしまう人たちもいるでしょう。
その6 なそなぞ出して
第6に、Siriに「なそなぞ出して」と言うと問題を提示してくれます。
ちゃんと答えも教えてくれるので、頭の体操をしたい人は試してみましょう。
その7 しりとりしよう
第7に、Siriに「しりとりしよう」と言うと相手をしてくれます。
SiriはAIですから相当強いです。そもそも勝負という概念がなく、しりとりが続いた数に応じてレベルを評価してくれます。なお、初手で「プテラノドン」という「ん」で終わる言葉を言うボケもかますことがあります。
なお、このコマンドはスマホ専用になるので、Macでは使えないので注意してください。
その8 幽霊
第8に、Siriに「幽霊」と言うと安心させてくれます。
少々、文脈を勝手に設定している感は否めませんが、試してみてください。
ちなみに、「怖い話して」というコマンドも有効です。前半部分はホラーな雰囲気なのですが、ちゃんと後半にはオチがあるので試してみてください。そのほかにも、「昔話して」や「面白い話して」などのトーク系のコマンドもちゃんと反映されます。
その9 警察を呼びます
第9に、Siriに「警察を呼びます」と言うと緊急連絡の手続きを準備してくれます。
これは面白いコマンドではありませんが、いざと言う時のために知っておくと便利です。特に、自分が襲われそうになったり、犯罪を目撃したりするときには、迷わずに警察に通報できます。それによって、助かる生命もあるかもしれませんから、覚えておいて損はないでしょう。
上上下下左右左右BAで何か起きる?
なお、コナミコマンドとして知られる「上上下下左右左右BA」と言うと、「スーパーSiriモード」になるという噂がありますが、本当なのでしょうか?
結論から言えば、Siriに「上上下下左右左右BA」と言っても「目が回ります」や「もう結構です」と塩対応されて終わりです。ただのネタなので注意してください。
このような噂が広まった背景としては、完全なフィクションを報道する虚構新聞が次のような記事を投稿したことに端を発していると考えられます。
ネットセキュリティのスマンテック社によると、制限解除の不具合はiPhoneに付属する音声アシスタント機能「Siri」によるもの。Siriに「上上下下左右左右BA」と話しかけ、音声コマンドとして認識されると「速度制限を解除しました」の返事とともに解除が実行されてしまう。
虚構新聞『「上上下下左右…」スマホ高速化する不具合見つかる』より引用(最終確認日:2023年10月26日)
Siriの隠しコマンドで遊んでみよう
Siriはバーチャルアシスタントとして日々、進化し続けています。機能面だけではなく、エンタメ要素が設けられているのが魅力的ですよね。いわゆる、AIをはじめテクノロジーの発展に期待されるのは必ずしも利便性だけではありません。すなわち、「面白い」という感情を刺激する力こそが普及するポイントとも言えます。
日本人は「ドラえもん」や「鉄腕アトム」など古くからロボットをテーマとするアニメに慣れ親しんでいます。Chat GPTで有名なOPEN AIが日本に期待するのも、文化的にAIを友好的に受け入れる素地があると考えられているからです。
近い将来のうち、Siriをはじめ楽しくコミュニケーションができるAIが身近になる日がくるかもしれません。
記事に関してコメントする