みなさんのなかには、X(旧Twitter)のアカウントが凍結されて、途方に暮れている人たちもいるはずです。特に、異議申し立ての手続きをしたのに凍結が解除されないままだと、いっそのことアカウントを消したいと考えることもあるでしょう。とはいえ、凍結したアカウントを消すことは可能なのでしょうか?
この記事では、Xで凍結されたアカウントを削除する方法を紹介しています。また、アカウントの凍結と削除を見分ける方法もまとめているので、Xを利用している人たちは参考にしてみてください。
X(旧Twitter)で凍結されたアカウントは削除できるのか?
さて、X(旧Twitter)でルール違反によって凍結されたアカウントを消去できるのでしょうか?
結論から言えば、Xでは凍結したアカウントを削除できます。その根拠として、ヘルプセンターでは、アカウントの凍結に関して次のように記載されていることが挙げられます。
凍結されたアカウントを停止するには、まず異議申し立てをする必要があります。すでに異議申し立てを行っていて、なおかつ凍結されたアカウントを停止する必要がある場合には、こちらからリクエストを送信してください。リクエストは、Xプライバシーポリシーの「その他の情報またはサポート」に記載されている連絡先にも送信できます。
Xのヘルプセンター『アカウントの凍結について』より引用(最終確認日:2023年10月11日)
上記の引用からも明らかなように、Xのサポートチームに凍結したアカウントを停止するためのリクエストを送ればよいわけです。
凍結したアカウントの削除方法
それでは、Xで凍結されたアカウントを削除するには、具体的にどうすればよいのでしょうか?
その方法は以下のとおりです。
凍結したアカウントの削除方法
具体的には、お困りごとの内容を「アカウントを削除または解約したい」に選択してから、「自身での対応が難しい利用者や亡くなられた利用者のアカウントの停止するのにサポートが必要です」の項目を選択してください。
その後に「アカウント所有者自身での対応が難しい場合」にチェックを入れて、次に挙げる項目に該当する情報を入力してください。
- 氏名
- メールアドレス
- 所有者との関係
- 削除しようとしているユーザー名
- アカウントの所有者名
その他の情報に記載する例文は以下の内容を参照してください。
例文
【アカウントの凍結が判明した年月日】に、アカウント(@ユーザー名)が凍結されたことがわかりました。当該アカウントは今後、利用する予定はございませんので、速やかに消去いただきたく存じます。何卒よろしくお願い致します。
送信後、1週間程度でXのサポートチームから記載したメールアドレス宛にメッセージが届きます。もし、2週間が過ぎても全く連絡が来ない場合は、Xからのメッセージが迷惑フォルダに振り分けられていないかを確認したうえで、再度上記のステップを繰り返してください。
削除した凍結アカウントは復活できるのか?
上記の手続きを通じて凍結アカウントを削除した後に、やっぱり元に戻したいという人たちもいるはずです。実際のところ、消去済みのアカウントを復活させることは可能なのでしょうか?
Xでは、アカウントを削除した日から30日以内であれば、消去する前の状態に復活できます。これに関しては、ヘルプセンターでも、次のように記載されています。
削除済みアカウントは削除から30日以内であれば、そのアカウントのユーザー名(またはメールアドレス)とパスワードでtwitter.comにログインするか、またはX for iOSやAndroidアプリから復活できます。
Xのヘルプセンター『アカウント復活のヘルプ』より引用(最終確認日:2023年10月11日)
すなわち、ログインページを開いて、ユーザー名とパスワードを入力すれば、元に戻すことができるわけです。ただし、アカウントを復活させたとしても、凍結が解除されるわけではありません。そのため、異議申し立ての手続きを行ってください。具体的なやり方を知りたい人は以下の記事をご覧ください。
アカウントの凍結と削除の見分けられるのか?
なお、アカウントの凍結と強制削除を見分けられずに困っている人もいるはずです。
これに関しては、削除したアカウントのページを開くと、「このアカウントは存在しません」というメッセージが表示されるので、それを確認すれば、凍結と削除を見分けられます。一方で、凍結されたアカウントを開くと、「凍結済みアカウント」と表示されるので一目瞭然です。
利用予定がないなら放置せずに削除しよう
凍結アカウントを利用する予定がないならば、そのまま放置せずに消去しておくことをおすすめします。
特に、本名と顔写真を使っている場合、知り合いが見ると「凍結するような使い方をしていたんだ……」と思わぬ誤解が生まれるおそれがあります。また、ログイン情報を盗まれて乗っ取りの被害を受けるのも危険です。
簡単な手続きで削除依頼を出せるので、ソーシャルメディアを安全に利用するためにも最後まで手を抜かないように注意してくださいね。
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