みなさんのなかには、d払いをはじめ複数のキャッシュレス決済サービスを利用している人たちもいるはずです。とはいえ、分散した電子マネーを使いこなせずに統合したいと考えることもあるでしょう。その際に、d払いからPayPayに残高を移動することは可能なのでしょうか?
この記事では、「d払いからPayPayに送金できるのか?」という疑問について考察しています。また、PayPayからd払いへのチャージ可否についても解説しているので、PayPayやd払いを利用している人たちは参考にしてみてください。
d払いからPayPayに送金できる?
さて、d払いの残高をPayPayにチャージできるのでしょうか?
結論から言えば、d払いからPayPayに送金することは不可能です。総じて、異なるキャッシュレス決済サービス間で電子マネーの移動はできないように設計されています。その理由は公開されていませんが、おそらくマネーロンダリングなどに悪用される危険性を懸念しているからだと推察されます。
個人間送金は便利な仕組みですが、健全なユーザーばかりではないことを考慮した運用が不可欠です。また、競合サービスに資金が流れやすくなれば、乗り換えも用意に行われてしまうため、送金を認めないという発想もあるのでしょう。
PayPayからd払いへのチャージは可能なのか?
一方で、PayPayからd払いへのチャージは可能なのでしょうか?
PayPayもまた残高をd払いにチャージすることはできません。一方で送金できない以上、もう一方で可能になるような仕様になるとは考えづらいですよね。
もし、どうしてもPayPayの残高をd払いにチャージしたいならば、銀行口座に出金するしかありません。その後、その分の金額をd払いにチャージするわけです。
ただし、PayPayアカウントの本人確認が完了していなければ、出金可能なPayPayマネーを利用できないので注意してください。
残念ながら、本人確認を完了してもPayPayマネーライトを現金化することはできないので気をつけましょう。PayPayマネーライトを現金に変えたい人は以下の記事を参照してください。
他のサービスも送金できない
繰り返しになりますが、d払いからPayPayに送金できないように、他のキャッシュレスサービスを相互に電子マネーを受け取ったり、送ったりすることはできません。事業が統合されるようなことでもない限り、今後もこの仕様が変わることはないと考えられます。
ただ、銀行口座への出金を介する間接的なやり方ならd払いからPayPayに、PayPayからd払いに送金することは可能です。とはいえ、何十万円という大きな金額ならまだしも数千円のために手間がかかるような手続きをするのは面倒ですから、実質的によい方法とは言えません。
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